INST_FLOW FUNDAMENTAL REPORT
278A Terra Drone グロース(内国株式)
INST_FLOW ANALYSIS

投資判断ダッシュボード

収益性・成長性・財務・割安性と独自判定をまとめて確認できます。

ファンダメンタル評価

収益性 データなし
成長性 単年度
財務 データなし
安定性 データなし
割安性 データなし
株主還元 データなし

財務チェック

営業CFデータなし
フリーCFデータなし
現金比率データなし
自己資本比率データなし
営業利益率データなし

INST_FLOW判定

総合スコア 取得待ち
総合判定 取得待ち

業績・株価推移

売上高 データなし
営業利益 データなし
経常利益 データなし
純利益 データなし

成長率サマリー

最新実績の前年比と、直近4期を使った3年平均成長率を表示します。

成長率を計算しています

3年CAGRは期首と期末がともにプラスの場合のみ算出します。

業績トレンド

複数年度の実績と会社予想から、業績の方向性を自動判定します。

業績トレンドを判定しています

業績グラフ

年次実績と通期会社予想の推移を表示します。

売上高

グラフを読み込んでいます

営業利益

グラフを読み込んでいます

EPS

グラフを読み込んでいます
実績 会社予想

業績推移

年度 売上高 営業利益 経常利益 純利益 EPS
財務データを読み込んでいます

会社予想

対象期間 売上高 営業利益 経常利益 純利益 EPS
会社予想を読み込んでいます

四半期推移

期間 売上高 営業利益 経常利益 純利益 EPS
四半期データを読み込んでいます

企業概要

278A Terra Droneは東証33業種では「精密機器」、17業種では「電機・精密」に分類されるグロース(内国株式)の上場企業です。 規模区分は「-」です。 直近の財務データでは、売上高は47.82億円、営業利益は11.43億円、営業利益率は23.90%、ROEは-43.17%、自己資本比率は69.7%です。 キャッシュフローでは、営業キャッシュフローは-7.16億円、フリーキャッシュフローは-24.33億円となっています。 INST_FLOWの総合判定は「中立」(スコア0)です。判定理由として、FCFマイナス、自己資本比率高い、現金比率高め、最終赤字が挙げられています。 このページでは、Terra Droneの業績、収益性、財務健全性、キャッシュフローおよびINST_FLOW独自判定を確認できます。

企業情報

代表者
代表取締役社長 德重 徹
本社所在地
東京都渋谷区南平台町2番17号
電話番号
03-6419-7193(代表)
上場年月
2024-11
資本金
16.57億円
決算期
2026-01-31
従業員数
134人
臨時従業員数
5人
平均年齢
33.0歳
平均勤続年数
2.4年
平均年間給与
497.2万円
EDINETコード
E40060

会社概要

3 【事業の内容】

当社グループは、当社及び連結子会社10社(Terra Global株式会社、Terra DX Solutions株式会社、PT. Terra Drone Indonesia、Terra Inspectioneering B.V.、Terra Drone Agri SDN. BHD.、Terra Drone Arabia for Drones、Unifly NV、Unifly Inc.、Unifly Rotech S.R.L.、EuroUSC Italia S.r.l.)持分法適用会社1社(Aloft Technologies, Inc.)の計12社で構成(注1)されており、産業用ドローンをはじめとしたハード・ソフト・サービスを組み合わせたソリューションを提供している「ドローンソリューションセグメント」と、UTMの開発・構築及びそれらを通してドローンの運航管理を行う「運航管理セグメント」の2つのセグメントを通じて、低空域経済圏(注2)のグローバルプラットフォーマーの実現を目指しております。

ドローンサービス企業として2024年は世界1位を獲得(注3)し、グローバルな事業展開を行っております。

グローバルな事業拠点を構築(注4)

当社グループの認識に基づくドローン業界構造と当社グループの立ち位置に係わるイメージ図(注5)

(注1)2026年1月末現在。但し、Terra Global株式会社は、2026年2月にTerra Drone株式会社との吸収合併により消滅済です。また、Aloft Technologies, Inc.については、2026年2月に当社の全保有株式を第三者へ譲渡し、持分法適用関連会社から除外されております。

(注2)ドローンや空飛ぶクルマなどのエアモビリティが飛行する高度を想定して当社が定義した用語

(注3)出所:Remote Sensing Drone Service Providers

(2024)Drone services: The top companies in 2024,https://droneii.com/product/global-drone-review-

report

(注4)2026年1月末現在

(注5)本書提出日現在において、空飛ぶクルマや物流ソリューションの提供を行っておりませんが、当社が将来的に提供を行う可能性がございます。

当社グループの事業内容と当社、連結子会社及び関連会社の事業における位置づけ、並びにセグメントとの関連

は次のとおりであります。なお、次の2つのセグメントは、「第5 経理の状況 1連結財務諸表等 (1)連結

財務諸表 注記事項」に掲げるセグメントの区分と同一であります。

1 ドローンソリューションセグメント

Terra Drone

株式会社

PT.

Terra Drone Indonesia

Terra Inspection-eering B.V.

Terra Drone Agri SDN. BHD.

Terra Drone Arabia for Drones

Terra DX

Solutions

株式会社

事業領域

測量/点検

UTM

測量/点検

農業

点検

農業

測量/点検

建設

国

日本

インドネシア

オランダ

マレーシア

サウジ

アラビア

日本

取扱領域

ハード/ソフトサービス

ハード/ソフトサービス

サービス

サービス

サービス

サービス

主要顧客

建設/電力各社

政府/建設

農業各社

石油/ガス

化学品各社

農業各社

石油/ガス

電力各社

保険会社

議決権の所有割合

-

99.99%

100.00%

100.00%

100.00%

100.00%

2 運航管理セグメント

Terra Drone

株式会社

Unifly NV

Aloft Technologies, Inc. (注7)

事業領域

測量/点検

UTM

UTM

UTM

国

日本

ベルギー

アメリカ

取扱領域

ハード/ソフトサービス

ソフト

ソフト

主要顧客

政府

政府

航空管制

政府

航空管制

議決権の所有割合

(注6)

-

51.00%

(51.00%)

35.28%

(注6)議決権の所有割合の( )内は、間接所有割合で内数であります。

(注7)2026年2月に当社の全保有株式を第三者へ譲渡し、持分法適用関連会社から除外されております。

当社連結子会社であるTerra Global株式会社、EuroUSC Italia S.r.l.、Unifly Inc.、Unifly Rotech S.R.L.は、重要性を勘案のうえ、上記一覧への記載を省略しております。

・ハード・ソフト・サービスの定義

ハード

産業用ドローンを仕入れ、自社開発のレーザ測量機器を搭載した高付加価値のドローンの販売

非破壊の超音波で板厚点検が可能なドローンや、スプレー半径10cm以内での農薬散布が可能なドローンの開発

ソフト

ドローンで撮影した写真データの3次元化から詳細解析まで一貫して行うことができる測量向けソフトウェアや、将来的にドローンが飛び交う低空域での航空管制技術を基としたドローン飛行申請・管制技術開発

サービス

当社グループで提供するドローンを活用した測量・点検・農業サービス

[ドローンソリューションセグメント]

測量・点検・農業の効率性と安全性を高めるため、顧客のニーズを現場で深く理解することによって、産業課題や

ニーズを反映したハードやソフトを開発し、国内外で産業用ドローンによるサービスを提供するとともに、業務の効

率化、安全性の向上、コスト削減等を実現しております。

1測量事業

国内測量サービスでは、建設コンサルタントや測量会社等に対して、自社開発製品であるTerra Lidarシリーズの販

売、ドローンを使用した高精度(計測精度±5~10cm)の3次元計測(注8)から図面作成、BIM/CIMによる3次元モ

デル作成(注9)、画像処理まで一気通貫で提供しており、i-Construction(注10)にも対応したサービスを提供し

ております。

連結子会社であるPT. Terra Drone Indonesiaでは、インドネシアにおいて写真測量や森林測量サービス、外部に向

けたドローンパイロット育成トレーニング等を行っております。東南アジアの広大な土地で安全且つ効率よくLiDAR

(注11)を活用した測量サービス等を行い、収集した画像データから、地盤の状態確認と地形の把握、災害対策等も

行っております。

連結子会社であるTerra Drone Arabia for Dronesでは、石油依存経済の脱却を図るサウジアラビアにおいて下水道、空港、道路の設計などインフラ整備の為のドローンによる地形調査等を行っております。収益は主に、ハードウェアの販売、SaaS形式でのクラウド解析サービス、ソフトウェアのライセンス販売、測量サービスの提供となります。

提供ソリューション

(注8)物体の三次元的な形状をデータとして取得すること

(注9)構造物等を3次元の立体形状で表した3次元モデルに属性情報と参照資料を組み合わせた情報モデル全体を指す

(注10)測量から設計、施工、検査、維持管理に至る全ての事業プロセスでICT(情報通信技術)を利用し、建設現場の

生産性を飛躍的に向上させることを目指した、国土交通省の取り組みを指す

(注11)レーザ光を使用してターゲットの表面までの距離を測定するマッピング技術

① UAVレーザ測量による作業短縮

UAVレーザ測量とは、ドローンに取り付けられたレーザスキャナから、地形の3次元点群データを取得し計測する手

法です。地上型レーザ測量や写真測量が適さない山林などの障害物がある現場でも測量することが可能です。

従来においては、トータルステーション(注12)や地上型レーザ測量機器を用いて、計測するポイントごとに機器

を人が移動させながら、土地の形状を測量する手法が主流でした。ドローンにレーザ測量機器を搭載し、上空から地

上のデータを取得することで、短時間かつ広範囲で測量をすることが可能となります。

測量現場作業の効率化(注13)

※作業量:0.31k㎡あたりの外業作業時間を比較

(注12)水平角と鉛直角を計測する経緯儀という器械に、測距儀の機能が内蔵された測量器械

(注13)国土交通省「ICT土工事例集(測量業務編)」において、作業面積が明確であり、トータルステーションからドローンレーザ測量への効率化を行った「業務9」の作業時間(外業)を引用

② 写真測量

ドローンによる連続空中写真から3次元の点群化を実施、空中写真を正射変換(注14)し、オルソ画像(注15)を

作成することによって、平面図に近いデータとして位置情報データも保有しながら使用することが可能になります。

③ 森林測量

PT. Terra Drone Indonesiaではドローンによる写真測量・UAVレーザ測量サービスに加えて、レーザを搭載した

ドローンによる森林測量を行っております。従来、インドネシアの広大な森林調査は有人航空機を利用して観測し

ていましたが、レーザを搭載したドローンに置き換えることによって、計測が困難であった山間部や森林部なども

測定が可能となり、より精緻なデータ提供を行っております。

④ 具体的な製品の特徴

Terra Lidar シリーズ

国内の建設業界での課題を解決するために開発した、低コストかつ高精度の国産UAVレーザスキャナです。画期的な技術の開発やサービスの提供に取り組んでおり、販売に加えて修理対応まで当社にてサポートしています。また、公共測量にも活用可能です。

Terra Cloud

当社が独自に開発したUAVレーザ測量をサポートするクラウドサービスであり、ドローンの飛行計画作成から、

解析、3次元点群データの納品、閲覧、共有までをワンストップで完結可能なプラットフォームです。UAVレーザ測量

のデータ解析を当社の専門チームが実施することで、機材購入後すぐに運用開始することが可能です。

Terra SLAM RTK

高精度なSLAM技術を搭載したハンディ型3Dスキャナであり、測量精度5センチの点群データを取得できます。従来の測量手法と組み合わせることで、測量平面図の作成やICT工事での活用が可能です。

(注14)中心投影で撮影されている空中写真を正射投影機を用いた正射投影した像への変換作業

(注15)写真上の像の位置ズレをなくし空中写真を地図と同じく、真上から見たような傾きのない、正しい大きさと位

置に表示される画像に変換したもの

2点検事業

近年、世界各地において、石油化学プラントをはじめとする各種施設の点検現場では、作業員不足に加え、高所作業に伴う事故リスクや稼働停止の影響が課題となっており、ドローンを活用した点検ニーズが高まりを見せています。

ドローンの活用により、従来、高所作業に必要とされていた仮設足場の組み立て・撤去や、作業員が立ち入って実施していた点検作業を代替・削減できます。これにより、点検コストの削減、稼働停止による機会損失の低減に加え、作業員の安全確保を図りながら、迅速な点検を可能にしています。

当社は、海外事業者向けの法定定期点検および国内事業者向けの自主点検を対象としたドローン点検サービスの提供、ならびに機体販売・クラウド提供を通じて収益を得ております。超音波により板厚検査が可能な「Terra UTドローン」を用いた超音波(UT)点検サービスを提供するとともに、屋内点検用ドローン「Terra Xross 1」の開発・販売も進めております。

① ドローンを活用した点検サービス

サービス概要

日本国内の工場では定期点検を行うことが建築基準法第12条で義務付けられていますが、天井の点検は非常に高所であることから実施が難しく、これまで安全面での問題や点検にかかる人的コストの問題が発生していました。当社は、自社開発した特許取得済みのTerra UTドローン(特許番号:PCT/NL2018/050575, PCT/NL2019/050197)を用いて、天井クレーンの超音波探傷点検を行うことによって、人力により高所作業を行う必要がなくなり、安全でかつ迅速な点検を可能にしております。当社Terra UTドローンの展開が加速し、連結子会社であるTerra Inspectioneering B.V.では、石油メジャーであるシェルの欧州最大規模の製油所での点検や、世界最大手総合化学メーカーBASFでの点検などを提供しております。

Terra UTドローン

ドローンとして初めて、タンクなどの表面を壊さずに板厚点検が可能な超音波探傷機能(注16)を搭載した当社製ドローンです。Terra UTドローンには、接触媒(カプラント)ディスペンサーが搭載されており、飛行中でも探触子(注17)にカプラントを供給できるため、タンク表面を傷つけることなく、錆や油等を削る作業を伴う点検にも対応し、効率的に検査を進めることができます。また、3つの高精度カメラを搭載しており、飛行中のドローン映像に加えて、計測中のUTグラフを地上からリアルタイムで確認することも可能です。さらに、「Terra Inspection」というソフトを用いることで、測定データをクラウドに出力し、3次元点群データと写真を連携させることが可能です。

(注16)超音波を用いて内部の傷を測定することができる機能

(注17)超音波を発生または受信するためのセンサーで、主に非破壊検査に使用される

② FPSOでの点検サービス

当社は、三井海洋開発株式会社と共同で、同社がブラジルでオペレーションを行うFPSO(注18)であるFPSO Cidade de Mangaratiba MV24において、ドローンによる原油貯蔵タンク内の船体板厚計測を完了し、FPSOでのドローンによる板厚計測方法について、世界的な船級協会の1つであるABS(注19)の承認を取得しております。

更に、2024年7月には、同社と海洋プラットフォーム向け検査ドローンの共同研究開発契約を締結(注20)し、本

契約を通じて開発するドローン検査技術を当社FPSOのみならず広く業界に浸透させ、海洋プラットフォーム操業にお

ける業界の共通課題である労働安全環境向上と省人化に貢献することをビジョンに掲げています。

③ Terra Xross 1

「Terra Xross 1」は、ビジュアルセンサーとLiDARを搭載することで屋内環境でも安定した飛行を実現し、タンク、煙突、ボイラー、配管等の屋内インフラ設備における目視点検(ひび割れ、塗装剥がれ等の異常検出)に対応しています。さらに、同等性能の他社製品と比べて約3分の1の低価格を特長としています。

加えて、ドローンで取得した点群データや撮影データをクラウド上で一貫して管理・共有できる「Terra Xross Cloud」を提供しており、点検結果の可視化や関係者間での情報連携を支援しています。Terra Xross 1については、米国、オランダ、ドイツ、台湾、チリ、イタリアの6カ国で代理店販売契約を締結しており、海外展開を進めています。

④ AIを搭載したドローン自動鉄塔点検システムを開発(注21)

当社は、九州電力送配電株式会社にて、AIによるがいし(注22)自動検出機能を搭載したドローンを用いた自動鉄

塔点検システムを導入し、九州エリア約25,000基の鉄塔のうち、本システムを適用可能な形状の鉄塔である約15,000

基まで運用を拡大しています。ドローンの飛行、AIによるがいしの検知、ドローンに搭載したカメラの調整・撮影な

どを全て自動で行い、鉄塔の点検作業を大幅に省力化することが可能となりました。従来は、ドローンを手動操作し

て点検を行っており、1基あたり約110分程度を要しておりましたが、本システムを導入することで、1基あたり約60

分で行うことが可能となり、点検時間は従来と比べて約50%削減されます。

(注18)Floating Production, Storage and Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備

(注19)American Bureau of Shipping:米国船級協会

(注20)https://www.modec.com/jp/news/2024/20240701_pr_TerraDrone.html

(注21)https://www.drone.jp/news/2024050810150887569.html

(注22)電気が電線から鉄塔に流れないようにするための絶縁物

3農業事業

現在、農業の分野において、精密な作物管理や高効率な生産手法を実現するため、ドローン活用の可能性が急速に

拡大しております。2030年には農業用ドローンの世界市場は最大142億9,020万ドル(約2兆680億円)(注23)に成長

する見込みです。

そのような環境下において、当社はインドネシア及びマレーシアにおける農業用ドローン市場に本格参入する

ため、2023年7月に連結子会社PT. Terra Drone Indonesiaを通じAvirtech Solutions Pte.Ltd.の農業関連事業を買

収し、また、マレーシアでも事業展開を行うため子会社としてTerra Drone Agri SDN. BHD.を新規設立致しました。

パーム油(注24)の元となるアブラヤシは十分な日照と高温湿潤な気候が必要であり、インドネシアとマレーシア

はパーム油の主要な生産地として世界における生産の約8割(注25)を占めています。しかし、労働環境が厳しい

上、労働力が不足しているなど、インドネシアとマレーシアのパーム油産業は深刻な問題を抱えています。

当社が事業を買収したAvirtech Solutions Pte.Ltd.は、インドネシアとマレーシアで2017年よりドローンを用いた

パーム油農園の農薬散布事業を展開しております。他社に先駆けてスプレー半径10cm以内での高精度な農薬散布を可

能にする技術を有しており、ドローン農薬散布事業のリーディングカンパニーの1社となっております。

パーム油産業の労働力不足の解消や作業員の安全確保、生産性の向上に寄与し、産業課題の解消やサステナビリテ

ィに配慮したパーム油の生産支援に寄与しております。収益は主に、農地面積ベースの農薬散布サービスの提供とな

ります。

また、2024年3月21日より、新規事業として肥料散布事業に参入することを発表しており、パーム油生産大手SinarMasのグループ会社であるSMART Tbkと肥料散布事業の新プロジェクトに関する契約に合意しています。パーム油農園の管理における肥料プロセスのデジタル化と最適化を目指すことで、業務効率を大幅に向上させつつ、環境への影響を軽減します。

加えて、2025年8月には、ヤンマーホールディングス株式会社のグループ会社PT. Yanmar Diesel Indonesiaと、自社開発の農業用ドローンに関する販売パートナー契約を締結しており、インドネシア政府およびコメ農家をはじめとする農業従事者に向けて、自社開発の農業用ドローンの販売も開始しております。

提供ソリューション

(注23)株式会社グローバルインフォメーション「農業用ドローンの世界市場- 2023-2030」

(注24)アブラヤシの果実から抽出される食用油。食品用や化粧品等様々な商品に幅広く使われている一般的な植物油

(注25)米国農務省(USDA) Palm Oil 2023World Production

① ESG経営の推進

当社グループはインドネシアとマレーシアで農業事業に参入し、持続的な成長とグローバルでの新しい価値提供を

目指し、環境への影響を最小限に抑え、農業労働者の作業負荷を軽減していくことによってESG経営を推進しておりま

す。また、RSPO(Roundtable Sustainable Palm Oil)(注26)の認証を受けている先のみを顧客対象としていることも

ESG経営の考え方を反映しております。

② パーム油市場の成長性

パーム油の生産量は2021年には81百万トンに達し、その生産の約84%を担うのが、インドネシアとマレーシアで

す。今後も、世界の人口増加に伴い、人々の生活を支えるパーム油の需要は増加していくと考えられています。

(注26)持続可能なアブラヤシ製品の成長と使用を促進することを目的として、2004年に設立された非営利組織

③ アブラヤシ栽培において、ドローンによる農薬散布が適している理由

パーム油の原料となるアブラヤシ栽培において、農薬の効果を十分に得るためには、ヤシの実等へ直接散布する

ことが必要となります。手動散布の場合、スプレー散布によりヤシの実等へ直接散布することは可能ですが、少人

数で広範囲を周る必要があるためムラが生じやすいという欠点があります。また、セスナなどの小型飛行機の場合、

上空からの一斉散布となるため十分な散布効果が得られないとされています。一方、ドローンでの散布の場合、噴射

スプレーのアタッチメントがついたドローンで散布を行うことでヤシの実等への直接散布が可能になることに加え、

手動散布と比較してムラなく効率的な散布が可能となります。

散布方法の違いによる特徴の比較

[運航管理セグメント]

ドローンの普及や空飛ぶクルマ(UAM : Urban Air Mobility)の実用化が進むことによって、多数の飛行体が低空

域で往来する社会実装に備え、安全で効率的な運航を実現する「空のインフラ」構築を進めております。

1UTM事業

当社の欠かせない事業の一つであるUTM事業において、国内では2022年12月に航空法が改正され、有人地帯における

ドローンの目視外飛行(目視の範囲を超えての飛行)を行える「レベル4」 が認められるようになりました。近年、

ドローンや空飛ぶクルマの利活用は、物流、警備、災害対応など、多岐にわたる分野で注目され、運航管理と安全

対策の重要性が高まっています。

今後、さらに多くのドローンが飛行し混雑が予想される低空域において、目視外飛行における安全確保のために

は、安全な自動車運行のための道路交通環境の整備や、航空機の安全運行のための管制業務のような運航管理システ

ムが必要になってきます。

レベル4飛行でできること(注27)

(注27)https://www.mlit.go.jp/koku/level4/(国土交通省:無人航空機レベル4飛行ポータルサイト)

① UTMの役割

UTMは「無人航空機運航管理システム」と日本語訳され、ドローンの運航を管理するプラットフォームのことを指し

ております。交通インフラの役割は、安全維持と交通の効率性の最適化ですが、自動車の場合、信号や高速道路など

車の動きを管理し、車同士の衝突を避けるために欠かせないインフラがあります。飛行機の場合、管制官や管制塔が

機体を操縦するパイロットを支えています。ドローンも同様、安全な運航を実現するために、高速道路、信号機、交

通規則と同様のインフラストラクチャが必要になると考えられます。

現在、多くの国や地域において、ドローンが飛行する低空域では十分な空域管理がなされておらず、安全の十分性が確保できておりません。今後ドローンが幅広く普及していく世界になることが予想され、目視外飛行(目視の範囲を超えての飛行)を実現した場合、ドローン同士や、ドローンと有人機との衝突を回避する仕組みを作ることで、空の安全を守りながら、ドローンの利活用を効率化していく事業こそ不可欠になると考えております。

従来の航空機には有人のパイロットがいるのに対して、ドローンはデジタル技術と高度なコネクティビティを持

ち、遠隔操作または自動制御による運航も想定されます。そのためUTMは運航管理の自動化とデジタル化を前提に設計

されており、スケーラブル(技術的な柔軟性を持った)なソリューションを提供することが可能となります。これらの

拡張性によって、UTMはフライト数の増加や複雑な空域管理要件に対応できるようになり、中長期では既存の航空交通

管理(ATM:Air Traffic Management)がUTMと融合していくと見られております。(注28)

(注28)参考:https://acubed.airbus.com/a-new-digital-era/

② Unifly NVのUTM導入実績

当社は、世界におけるUTMのリーディングカンパニーであるUnifly NV(本社:ベルギー)が展開するUTMが、業界全

体の発展を支えるインフラとして重要であると考え、当社設立の2016年からわずか9ヶ月以内の2016年11月、同社

(2015年8月創業)への出資を行いました。その後、2023年7月、国土交通省傘下の官民ファンドである株式会社海

外交通・都市開発事業支援機構(略称JOIN)との特別目的会社を通じた共同出資によって当社の連結子会社になってお

ります。(なお、JOINとの合弁事業はその目的を完遂しており、2025年8月に同社との合弁契約は解消しております。)

Unifly NVの大株主は、当社の他、ドイツの航空管制局(Air Navigation Service Provider、以下、ANSP)であるDFS(Deutsche Flugsicherung GmbH、100%ドイツ政府資本)や、ベルギー政府傘下のファンドSFPI-FPIMであり、Unifly NVは、UTM技術開発のリーディングカンパニーとして、実証やPoCだけではなく国全体への実装レベルの提供を行っております。自動承認を含むUTMのオペレーションを提供する企業として、技術力と信頼性が評価され、欧州を中心とした各国のANSPへのUTM提供実績を誇り、当社グループはグローバルにおけるUTM業界の発展に貢献しています。

民間UTM事業者の導入実績(注29)

※ UTM実装済/稼働実績あり:実証実験段階の国も含む

※ 1国に複数の事業者が存在する場合は最大シェアの事業者を記載

(注29)2024年7月時点。SMBC日興証券株式会社の依頼により有償で実施された、UTM関連の規制当局・団体、各種ドローン業界レポート、各ドローン関連企業の公開情報、業界有識者インタビュー等を基にアーサー・ディ・リトル・ジャパン株式会社作成「UTM(ドローン運航管理システム)グローバル市場調査プロジェクト成果物資料(最終報告書)」を基に当社作成

③ UTM事業の収益構造

UTM事業の収益は、初期導入料のスポット収益に加え、年間ライセンスや飛行回数に応じた従量課金等のリカーリン

グ収益が主となっております。その他、顧客別要求となる追加開発費用、他システムとの連携等、要求により追加で

機能実装を行うケースがあります。

※現在は「3. 本格運用」までサービス提供しており、「4. 空飛ぶクルマ支援」について提供を保証するものではありません。

≪事業系統図≫

沿革

2 【沿革】

当社は、代表取締役社長である德重徹により、2016年2月に「ドローン、空飛ぶクルマといった新しい産業領域で

空の産業革命を起こし、世界をリード出来る存在」になることを目的に設立されました。

当社設立以降の主な沿革は、次のとおりであります。

年 月

概要

2016年2月

当社を東京都渋谷区神宮前五丁目に設立

2016年9月

福岡県福岡市に九州拠点を開設

2016年11月

ベルギーでUTM(注1)の開発技術を持つUnifly NVへの第1回目の出資を行い持分法適用会社とする

2017年5月

札幌市中央区に北海道拠点を開設

2017年7月

兵庫県神戸市に関西拠点を開設

2017年8月

ドローン写真測量に欠かせない解析が可能なドローン専用の画像処理ソフト“Terra Mapper”の販売を開始

2018年9月

屋根点検ソリューション“Terra Roofer”の販売を開始

2018年12月

Unifly NVへの第2回目の出資を行う

2019年1月

写真測量に代わるレーザ測量が可能なドローン搭載型レーザ“Terra Lidar”の販売を開始

2019年3月

超音波によるドローン点検が可能な非破壊検査(超音波板厚)UTドローンサービスを開始

インドネシアのUAV(注2)サービス企業であるPT AeroGeoSurvey への第1回目の出資を行う

社名をPT. Terra Drone Indonesiaとし、持分法適用会社とする

2019年7月

オランダのUAV非破壊検査の技術を持つRoNik Inspectioneering B.V.への第1回目の出資を行う

社名をTerra Inspectioneering B.V.とし、持分法適用会社とする。

2020年2月

東京都渋谷区渋谷二丁目に本社事務所を移転

2020年6月

PT. Terra Drone Indonesiaへの第2回目の出資を行い連結子会社とする

2021年4月

東京都渋谷区道玄坂一丁目に本社事務所を移転

2021年5月

ドローン搭載型レーザ“Terra Lidar One”の販売を開始

2021年10月

PT. Terra Drone Indonesiaとのデットエクイティスワップ(第1回目)を実施

2022年1月

Terra Inspectioneering B.V.への第2回目の出資を行い連結子会社とする

2022年2月

株式会社海外交通・都市開発事業支援機構と合弁契約を締結し、東京都渋谷区にUnifly NV株式の購入を目的としTerra Global株式会社を連結子会社として設立

2022年4月

Unifly NVへの第3回目の出資を行う(Terra Global株式会社との共同出資)

2022年5月

関西拠点を大阪市中央区に移転し、西日本拠点に改称

2022年9月

Unifly NVへの第4回目の出資を行う(Terra Global株式会社との共同出資)

2022年10月

Unifly NVの転換社債の転換を実施

2022年11月

東京都渋谷区渋谷二丁目に本社事務所を移転

(注) 1.UTM(Unmanned Aircraft System Traffic Management)無人航空機の運航者が複数いる空域でも、それぞれ

の機体を安全かつ効率的に運航できるようにする管理システム

2.UAV(Unmanned Aerial Vehicle)無人航空機

年 月

概要

2023年1月

“Terra Lidar One”の上位機種となるより高精度な計測が可能な“Terra Lidar X”の販売を開始

サウジアラビアのアラムコ社VCであるSaudi Aramco Entrepreneurship Ventures Co., Ltd.よりJ-KISS形式により18.5億円の資金を調達

PT. Terra Drone Indonesiaとのデットエクイティスワップ(第2回目)を実施

2023年2月

サウジアラビアにTerra Drone Arabia for Dronesを設立し連結子会社とする

2023年4月

PT. Terra Drone Indonesiaへの追加出資を行う

2023年7月

Unifly NVへの第5回目の出資を行い連結子会社とする(Terra Global株式会社との共同出資)

PT. Terra Drone IndonesiaがAvirtech Solutions Pte.Ltd.のドローン農薬散布事業を譲り受ける

マレーシアにTerra Drone Agri SDN. BHD.を設立し連結子会社とする

2023年12月

FPSO(Floating Production, Storage and Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)でのドローンによる板厚計測方法について、世界的な船級協会の1つであるABS(American Bureau of Shipping:米国船級協会)より当社が認識する世界初の承認を取得

2024年1月

ISMS認証(ISO27001)を取得

2024年5月

ドローンを飛ばせない現場でも3次元測量が可能な“Terra Lidar One”の異種製品

“Terra SLAM RTK”の販売を開始

SLAM技術(注3)を搭載し計測から補測まで1台で完結できる“Terra Lidar One”の上位機種

“Terra Lidar Dual”の販売を開始

“Terra Lidar One”の上位機種“Terra Lidar R”の販売を開始

2024年11月

東京証券取引所グロース市場へ新規上場

2025年1月

自社開発の屋内点検用ドローン”Terra Xross 1″を日米で同時に販売を開始

2025年3月

BIM/CIM配筋モデルと2次元図面の連動を実現した自社開発ツールの販売を開始

2025年4月

サウジアラビアのドローン市場拡大に向けた覚書をアラムコと締結

2025年6月

自社の創業ストーリーを描いた書籍『常識を逸脱せよ。』を発売

2025年8月

「日本スタートアップ大賞 2025」にて国土交通大臣賞を受賞

2025年11月

日本初のクマよけスプレー搭載ドローンを開発・発売開始

2025年12月

6か国目となる「Terra Xross 1」の販売契約を締結(米国、オランダ、ドイツ、台湾、チリ、イタリア)

2026年1月

全国で初となる民間主導の「第三のクマ対策」を始動~宮城県石巻市と協定を締結する企業に「クマよけスプレー搭載ドローン」を提供

(注) 3.SLAM(Simultaneous Localization and Mapping) 自己位置推定と環境地図作成を同時に行う技術

沿革に記載した事項以外に、2020年7月までの間に当社が出資や子会社またはJV設立を実施した海外企業が計

20社ありますが、これらはいずれもその後売却・清算、閉鎖を行っております。

従業員情報

5 【従業員の状況】

(1) 連結会社の状況

2026年1月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ドローンソリューションセグメント

454

(0)

運航管理セグメント

40

(20)

全社(共通)

57

(0)

合計

551

(20)

(注) 1.従業員数は就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であります。

2.臨時従業員数(派遣社員及び常駐している業務委託人員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

3.全社(共通)と記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に属しているものであります。

(2) 提出会社の状況

2026年1月31日現在

従業員数(名)

平均年齢(歳)

平均勤続年数(年)

平均年間給与(千円)

134

(5)

33.0

2.4

4,972

2026年1月31日現在

セグメントの名称

従業員数(名)

ドローンソリューションセグメント

90

(2)

運航管理セグメント

11

(1)

全社(共通)

33

(2)

合計

134

(5)

(注) 1.従業員数は就業人員(当社から他社への出向者を除き、他社から当社への出向者を含む。)であります。

2.臨時従業員数(派遣社員及び常駐している業務委託人員を含む。)は、年間の平均人員を( )外数で記載しております。

3.全社(共通)と記載されている従業員数は、特定のセグメントに区分できない管理部門に属しているものであります。

(3) 労働組合の状況

当社グループにおいて労働組合は結成されておりませんが、労使関係は円満であり、特記すべき事項はありません。

(4) 管理職に占める女性労働者の割合、男性労働者の育児休業取得率及び労働者の男女の賃金の差異

提出会社及び連結子会社

当事業年度

名称

管理職に占める

女性労働者の割合

(%)

(注1)

男性の育児休業等取得率

(%)

(注2)

男女の賃金の格差(%)(注1)

全労働者

うち正規雇用労働者

うちパート

・有期労働者

当社

24.1

91.7

80.9

83.7

27.2

(注) 1.「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」(平成27年法律第64号)の規定に基づき算出したものであります。

2.「育児休業、介護休業等育児又は家族介護を行う労働者の福祉に関する法律施行規則」(平成3年労働省令第25号)第71条の6第1号における育児休業等の取得割合を算出したものであります。

3.Terra Global株式会社は中間持株会社であり従業員数が0名の為、記載を省略しております。

4.海外子会社は「女性の職業生活における活躍の推進に関する法律」の対象外の為、記載を省略しております。

事業セグメント

2 報告セグメントごとの売上高、利益又は損失、資産、負債その他の項目の金額の算定方法

報告されている事業のセグメントの会計処理の方法は、「連結財務諸表作成のための基本となる重要な事項」における記載と同一であります。

セグメント間の内部収益及び振替高は市場価格等を十分に勘案し、決定しております。

主要株主

順位株主名所有株式数持株比率
1テラ株式会社3,855,500株39.67%
2德重徹1,319,700株13.57%
3SAUDI ARAMCO ENTREPRENEURSHIP VENTURES COMPANY LIMITED(常任代理人 SMBC日興証券株式会社)456,400株4.69%
4SBI4&5投資事業有限責任組合224,200株2.30%
5VLI-SAベンチャーファンド2号投資事業責任組合153,000株1.57%
6ナントCVC2号投資事業有限責任組合130,900株1.34%
7SBI4&5投資事業有限責任組合2号127,300株1.30%
8ファーストブラザーズ株式会社110,900株1.14%
9神取弘太96,900株0.99%
10関鉄平96,400株0.99%

データ取得状況

銘柄マスター・直近財務・INST_FLOW判定データを反映済みです。複数年度推移、配当履歴、株主構成、事業別構成は順次追加します。

よくある質問

Terra Droneはどのような会社ですか?

278A Terra Droneは、グロース(内国株式)に上場、東証33業種では「精密機器」に分類される企業です。このページでは、Terra Droneの業績、財務、収益性、キャッシュフローおよび主要指標を確認できます。

Terra DroneのROEは何%ですか?

Terra DroneのROEは-43.17%です。ROEは株主資本を利用して、どの程度利益を生み出したかを示す指標です。

Terra Droneの自己資本比率は何%ですか?

Terra Droneの自己資本比率は69.70%です。自己資本比率は総資産に占める自己資本の割合で、財務の安定性を確認する代表的な指標です。

Terra Droneの営業利益率は何%ですか?

Terra Droneの営業利益率は23.90%です。営業利益率は売上高に対して本業の利益がどの程度残ったかを示します。

INST_FLOWによるTerra Droneの評価は?

INST_FLOWによるTerra Droneの総合判定は「中立」、スコアは0です。これは公開データを基にした独自評価であり、将来の株価や投資成果を保証するものではありません。